【2025年最新版】世界のファブレス半導体企業ランキングTop10|NVIDIA・Broadcom・AMDを比較

2025年の世界ファブレス半導体企業上位10社の合計売上高は3,594億ドルを超え、前年比44%増となりました。AI向けGPUとカスタムASIC、データセンター向けネットワーク半導体が市場を牽引し、NVIDIAが首位、Broadcomが2位、Qualcommが3位となっています。

この記事では、TrendForceが2026年4月に公表した2025年実績を基に、世界のファブレス半導体企業Top10と2021年からの順位変動を解説します。

2025年 世界のファブレス半導体企業ランキングTop10

順位企業2025年売上高前年比主な成長分野
1NVIDIA2,057億ドル+65%AI GPU・データセンター
2Broadcom397億ドル+30%カスタムASIC・AIネットワーク
3Qualcomm約389億ドル+12%スマートフォンSoC
4AMD346億ドル+34%データセンターCPU・AIアクセラレーター
5MediaTek191億ドル+16%スマートフォンSoC
6Marvell80億ドル超+43%カスタムシリコン・光接続
7Realtek39億ドルネットワーク・PC周辺IC
8OmniVision33.1億ドルCMOSイメージセンサー・ADAS
9Novatek約32.3億ドル+1%ディスプレイドライバー・画像SoC
10Monolithic Power Systems27.9億ドル+26%AIサーバー向け電源管理
出典:TrendForce(2026年4月1日公表)。売上高は2025年実績。

上位10社の売上高のうちNVIDIAが約57%を占めています。2021年はスマートフォン向け半導体企業が上位を占めていましたが、2025年はAIデータセンター関連企業がランキングの中心になりました。

1位 NVIDIA:AI GPUで首位を維持

NVIDIAの2025年売上高は2,057億ドルで、前年比65%増となりました。データセンター部門が成長の中心で、同社は上位10社合計売上高の約57%を占めています。競争の焦点はGPU単体の性能だけでなく、NVLinkなどの接続技術やソフトウェアを含むプラットフォーム全体へ広がっています。

2位 Broadcom:カスタムASICとネットワークが成長

Broadcomの売上高は397億ドルで、前年比30%増となりました。クラウド事業者向けカスタムAI半導体に加え、EthernetスイッチやNICなどのAIネットワーク製品が成長し、Qualcommを抜いて2位へ上昇しました。

3位 Qualcomm:スマートフォン依存が順位に影響

Qualcommは旗艦スマートフォン向けSoCの出荷により約389億ドル、前年比12%増を記録しました。一方、AIインフラ関連企業より成長率が低く、2021年の首位から2025年は3位となりました。今後は自動車、PC、IoTなどへの収益源分散が重要になります。

4位 AMD:データセンターとAIで成長

AMDは346億ドル、前年比34%増となりました。データセンター部門が30%以上成長し、CPUに加えてAIアクセラレーターの需要も拡大しています。2022年に買収したXilinxのFPGA・Adaptive SoCも現在はAMDの製品群に統合されています。

5位 MediaTek:旗艦スマートフォンSoCが伸長

MediaTekの売上高は191億ドルで、前年比16%増となりました。旗艦スマートフォン向けDimensityシリーズの出荷が成長を支えました。

6位 Marvell:AI接続とカスタムシリコンで急成長

Marvellは80億ドルを超え、前年比43%増となりました。AIデータセンター向けの接続半導体、カスタムシリコン、光インターコネクトが成長を支えています。

7~10位:Realtek、OmniVision、Novatek、MPS

  • Realtek:ネットワークやPC周辺向けICを中心に39億ドル。
  • OmniVision:中国のADASやアクションカメラ向けCMOSイメージセンサーが伸び、33.1億ドルで8位。
  • Novatek:ディスプレイドライバーを主力とし、約32.3億ドルで9位。画像・マシンビジョンSoCへ事業を広げています。
  • Monolithic Power Systems:AIサーバー向け電源管理製品が伸び、27.9億ドルで10位。

Realtekの解説OmniVisionを傘下に持つWill Semiconductorの解説Novatekの解説Monolithic Power Systemsの解説

2021年から2025年の順位変動

企業2021年順位2025年順位変化
NVIDIA2位1位AI需要で首位へ
Broadcom3位2位カスタムASIC・ネットワークが成長
Qualcomm1位3位増収だがAI企業より成長率が低い
AMD5位4位データセンター・AIが成長
MediaTek4位5位スマートフォン中心で堅調
Marvell7位6位AI接続・カスタムシリコンが成長
Realtek8位7位1ランク上昇
OmniVision圏外8位ADAS・カメラ需要でランクイン
Novatek6位9位成長率は+1%
Monolithic Power Systems圏外10位AIサーバー電源管理でランクイン
Xilinx9位2022年にAMDが買収
Himax10位圏外Top10圏外

2021年のファブレス半導体ランキング

比較のため、この記事で従来掲載していた2021年の順位を残します。2021年の上位10社合計売上高は1,274億ドルで、前年比48%増でした。

  1. Qualcomm
  2. NVIDIA
  3. Broadcom
  4. MediaTek
  5. AMD
  6. Novatek
  7. Marvell
  8. Realtek
  9. Xilinx
  10. Himax

まとめ

2025年のファブレス半導体市場は、スマートフォン中心の構造からAIインフラ中心の構造へ大きく変化しました。NVIDIAが圧倒的な首位となり、Broadcom、AMD、MarvellもAI計算、カスタムASIC、ネットワーク、光接続を成長源としています。一方、スマートフォン向け企業も高付加価値製品によって成長していますが、AI関連企業との成長率の差が順位に表れました。

あさって
あさって

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