ルネサスエレクトロニクスってどんな会社でしょうか?
あさって(@dopodomaniii)が解説します
自動車、産業、インフラ、IoT分野に対して、世界的に高いシェアを誇るマイコンに加え、アナログ&パワーデバイス、SoCなどの各種半導体と幅広いソリューションを提供している。ルネサスは人々の暮らしを(ラク)にする技術で、持続可能な将来を築いていく。
✔️ 半導体企業 ルネサスエレクトロニクス
会社名 | ルネサス エレクトロニクス株式会社 (Renesas Electronics Corporation) |
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本社 | 江東区豊洲 (東京都) |
設立年 | 2002年 |
CEO | 柴田英利 (2019年7月–) |
従業員数 | 18,753人 (2020年12月31日現在) |
取引市場 | 東京証券取引所市場第一部 |
証券コード | 6723 |
半導体専業メーカー
各種半導体に関する研究、設計、開発、製造、販売およびサービス
✔️ 事業セグメント
「自動車向け事業」
「産業・インフラ・IoT向け事業」
✔️ 製品
- マイクロコントローラー
「RL78ファミリ」ファミリ (累積50億個販売)
RAファミリ、RZファミリ、RL78ファミリ、RXファミリ、プラットフォーム「Renesas Synergy」 - SoC(system-on-a-chip)
車載SoC「R-Car」 - アナログ半導体
- パワー半導体
半導体製品としては、世界的に高いシェアを誇る⾞載や産業向けマイクロコントローラに加え、高性能な MPU(マイクロプロセッサユニット)や SoC(システムオンチップ)のほか、センサなどのアナログ半導体、パワー半導体、5G 向け RF 製品など、幅広いラインナップを有している。
✔️ 主要顧客
主要代理店 リョーサン
間接取引先
トヨタ自動車、ホンダ、SUBARU、SUZUKI
パナソニック、三菱電機、日立製作所など
中国・比亜迪(BYD)や同長城汽車(グレート・ウォール・モーター、GWM)、米テスラから2021年上半期に受注を獲得した
✔️ 大株主
- INCJ(産業革新機構)
- デンソー
- 三菱電機
- 日立製作所
- トヨタ自動車
✔️ 競合
- Analog Devices社
- スカイワークス・ソリューションズ (Skyworks Solutions)
- テキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments)
- Microchip Technology社
- Advanced Micro Devices社
- Broadcom社
- Marvell Technology Group社
- Maxim Integrated社
- Micron Technology社
- クアルコム(Qualcomm)
- Xilinx社
- STMicroelectronics社
- NXPセミコンダクターズ
- Infineon Technologies社
✔️ 製造拠点
前工程:ルネサスセミコンダクターマニュファクチャリング
- 那珂事業所
2021年3月19日に発生した火災で車載半導体生産ラインが停止 - 西条事業所
- 川尻事業所
- アメリカカリフォルニア州(旧IDT)
後工程
- 北京
- 蘇州
- セランゴール州 マレーシア
- ペナン州 マレーシア
- ケダ州 マレーシア
✔️ 買収
- 2002年11月 NECの半導体事業の分社化によりNECエレクトロニクスの発足
- 2003年 日立と三菱の半導体部門を統合し、ルネサス テクノロジの発足
- 2010年4月 旧ルネサスとNECエレを統合し、ルネサス エレクトロニクスの発足
- 2013年9月 ルネサスモバイルコミュニケーションBroadcomへ
- 2017年2月 米半導体インターシル社を買収(約3200億円)
- 2019年3月 米インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)67億ドル(約7300億円)
- 2021年8月 英半導体ダイアログ・セミコンダクター 59億ドル(約6200億円)
売上高成長 約220億円 コスト削減137億円の効果を見込む
2017年以降、海外企業のM&Aを進めアナログ半導体のラインアップを拡充し、現在ではマイコン分野で世界トップクラスのシェアを誇るグローバル半導体専業メーカーに成長しました。
✔️ 提携
「RISC-V」ベースのCPUコアを手掛ける米新興企業SiFiveと車載分野で戦略提携
✔️ 成長性
2021年6月末時点の受注残高は約8000億円超と、前年同期と比べ約3倍程度に膨らんでいる。
2024年1〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比26%減の2002億円だった。工場用ロボットなどに使う産業機器向け半導体が苦戦した。車載向けは伸びた。売上高にあたる売上収益は5%減の1兆558億円、営業利益は36%減の2047億円だった。
2024年1〜3月期連結決算は、純利益が前年同期比24%減の798億円となった。一方、営業利益率は3割台を維持した。2023年までに車の制御などに利用するマイコンの供給能力(前工程ベース)を、21年から5割超増やす計画を明らかにした。ファウンドリー(製造受託会社)の生産ラインを確保するほか、自社の能力も引き上げる。
2021年12月期の連結決算は、純利益が前の期比2.8倍の1272億円と過去最高になった。売上高にあたる売上収益は前の期比39%増の9944億円で、直前の市場予想平均(9724億円)を上回った。車載部門は出荷量の増加と単価の上昇で36%増収だった。
Nikkei
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