KLA・テンコール(KLAC)ってどんな会社?

企業分析

KLA・テンコールってどんな会社でしょうか?

あさって
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あさって(@dopodomaniii)が解説します

KLA社は米国最大の半導体検査装置メーカーです。売上高比率では中国が最大市場となっている。

✔️ 半導体企業 KLA・テンコール

会社名KLA Corporation
(ケーエルエー・テンコール)
本社ミルピタス
(米国カリフォルニア州)
設立年1997年
CEOリチャード・P・ウォレス
(2006年1月1日–)
従業員数約10,600人
(2020年6月30日現在) 
取引市場NASDAQ
証券コードKLAC
フィラデルフィア半導体株(SOX)指数の構成銘柄

KLA-Tencor(KLA-テンコール)はKLA Instruments(KLA インスツルメンツ)とTencor Instruments(テンコール インスツルメンツ)の合併により1997年に設立されました

あさって
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世界の半導体製造装置ランキングでTop5に入る大手企業です。

日本法人

ケーエルエー・テンコール株式会社

横浜市西区みなとみらい3-7-1
Ocean Gate Minatomirai 11F

代表取締役社長 深見 武

✔️ 事業セグメント

  • 半導体プロセス制御 セグメント
    • ウェハ検査装置
    • パターニング装置
  • 特殊半導体プロセス セグメント
  • PCB、ディスプレイ、コンポーネント検査 セグメント
  • その他

✔️ 製品

  • 半導体マスク/レチクル(ウェーハ)欠陥検査装置
    • レーザースキャニング製品
    • 光学計測
    • 電子ビーム計測

✔️ 主要顧客

  • TSMC
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2022年12月6日TSMCのアリゾナ工場に製造装置搬入(The First Tool-in)式典AMAT、Lam、KLA、ASM、ASML、東京エレクトロン社の6台が納入された。TSMCより2022年の優秀サプライヤに優れたプロセス制御コラボレーションとして表彰

  • サムスン電子
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2022年の米政権による半導体製造装置を中国に輸出する場合、米商務省の許可が必要になる規制により。一部の先端製品とサービスの中国への供給を休止し、インテルやSKハイニックスの中国工場などへの販売も停止した。2022年6月中国売上高は26億ドル余りで、全体に占める比率は29%のため影響が大きい。

✔️ 競合

 半導体製造装置メーカー世界1位のアプライドマテリアルズ(AMAT)、4位のラムリサーチに続き5位KLAとTop5に入っている。

  • アプライドマテリアルズ(Applied Materials)
  • ASML
  • 日立ハイテクノロジーズ
  • オントイノベーションOnto Innovation
  • レーザーテック (Lasertec)
経済産業省令和3年度重要技術管理体制強化事業

✔️ 製造拠点

  • 米国
  • シンガポール
  • イスラエル
  • ドイツ
  • 米国
  • 英国
  • イタリア
  • 中国

✔️ 買収

  • 1998年:Amray / Nanopro / KeithleyInstruments Quantox製品ライン/ ARS / UniphaseCorporation Ultrapointe
  • 1999年:ACME Systems
  • 2000年:ObjectSpace / FabSolutions / FINLETechnologies
  • 2001年:Phase Metrics
  • 2004年:Candela Instruments / Inspexのウェーハ検査システム事業。
  • 2006年:ADE Corporation
  • 2007年:OnWafer / SensArray / サーマウェーブ
  • 2008年:ICOS Vision Systems Corporation / VistecSemiconductor Systemsのマイクロエレクトロニックインスペクションイクイップメント(MIE)ビジネスユニット
  • 2010年:Ambios Technology
  • 2014年:Luminescent Technologies
  • 2017年:ゼータテクノロジーズ
  • 2018年:Keysightテクノロジーズ ナノインデンター製品ライン / Nanomechanics / マイクロビジョン
  • 2019年:Orbotech / CAPRESA / MicroSenseLLC / Filmetrics / Qoniac
  • 2019年7月 社名をKLA-TencorからKLA Corporationに変更

✔️ 成長性

半導体生産受託(ファウンドリー)事業の強化を打ち出した米インテルからの受注が拡大する見通し

 2023年1~3月期決算で売上高が市場予想を上回った。売上高は前四半期比18.5%減、前年同四半期比6.3%増の24億3000万ドルとなった。半導体製造受託(ファウンドリー)やロジック半導体向けが堅調だった。併せて発表した4~6月期見通しでも売上高の中心値が市場予想以上になると見込む。

 2022年7~9月期は売上高が前年同期比31%増の27億2442万ドルだった。半導体製造受託や演算に使うロジック半導体向けを中心に需要が旺盛で、市場予想(26億ドル程度)を上回った。特別項目を除いた1株利益は7.06ドルと、市場予想(6.22ドル)を超えた。2022年10~12月期は売上高が26億5000万~29億5000万ドルになると見込む。

Nikkei

粗利益率

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粗利益率は同業より高い水準

営業利利益率

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営業利益率は高いレベルを維持している

負債比率

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あさって
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負債比率が高いが改善傾向。流動比率も低いし財務としては少し不安だが、稼ぐ力はある会社だと思う

✔️ 株価

あさって
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